広瀬企画が運営する、東海エリアの魅力発掘ウェブマガジン【HIROBA】で定期的に開催しているキャッチコピーコンテスト。今回のお題は、「将棋人口を増やすためのキャッチコピー」でした。
瀬戸市出身の藤井聡太棋士の活躍により、一躍注目を集めている「将棋」。ところが、「難しそう」「よくわからない」と、実際に将棋を指したことはないという人も多いのではないでしょうか。
そんな人たちをキャッチコピーの力で「やってみようかな」という気にさせる。その人のなかにある将棋のイメージを超えて、行動に移させる。これって、なかなか難しいことです。
そんなお題で、グランプリに輝いたキャッチコピーが、
「現代人も、盤の上では将軍になれる。」
(コピー:河合春奈 デザイン:堀舞子)
かなり壮大。そこまで言う!?と思えなくもないですが、とはいえ、一定の人達には、確実に響くはず。汎用性が高い訳ではありませんが、言葉の強さ、言葉から感じられる深さがありました。将棋のコマにもある「王」という言葉を選ばなかった意味は本人のみぞ知るところですが…!
グランプリ、準グランプリに輝いたキャッチコピーをはじめ、選りすぐりのキャッチコピーをHIROBA記事で紹介しているので、興味のある方はそちらもご覧ください。
HIROBA 記事はこちら
そして!今回も広瀬企画ブログでは、惜しいキャッチコピーをもとに、「いいキャッチコピーとは?」を考えていきたいと思います。
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「将棋語を覚えたら、おじいちゃんとの話が楽しい。」
「“つみ”の味」
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この2つのキャッチコピー、どちらがいいと思いますか?
ぱっと見、「“つみ”の味」の方がキャッチコピーっぽく見えますよね。実際にキャッチ―だし、おもしろい表現でもあり、一定の評価はできるキャッチコピーです。
しかし今回は、“将棋人口を増やす”、つまり将棋をやったことがない人に「やってみようかな」と思わせることがお題。そのため、1つめのキャッチコピー「将棋語を覚えたら、おじいちゃんとの話が楽しい」の方が、表現としてはやや物足りなさを感じますが、お題に沿っているコピーであるといえます。
“言葉としてまとまっているかどうか”も大切ですが、“お題に応えられているかどうか”は、「クライアントのニーズをくみ取った制作物を作ること」にもつながる、最も重要なスキルです。
また来月も、キャッチコピーコンテストの結果をもとに、「いいキャッチコピーとは?」について考えてきたいと思います。お楽しみに!
ディレクターの谷口です。
前回のブログから1年ちょい、
その間に結婚しまして、新婚旅行で沖縄に行ってきました。
その時の夕日がすごすぎて、
普段、滅多なことがないと写真を撮らないのですが、
あわてて(保険)撮影しました。
この時、ふと「君の名」のシーンも思い出して、
黄昏時の語源をその場で調べました。
日が暮れて薄暗くなって、相手の顔の見分けづらいため、
「あなたは誰ですか?」と問いかける時間帯ということで「たそがれ」になったらしいです。
誰ぞ彼(たれぞかれ)→たそがれ→黄昏時
「まさしく君の名はやん!」って一人で興奮していたら、
「ここにきて一番うれしそうな顔しとるやん」と妻にツッコまれました。
ちなみに、会社からの夕日の眺めも最高です。
ぜひ、気軽に遊びに来てください。